ルイボスティーは産後の授乳中に最高の飲み物だと聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
おすすめの理由は、カフェインが入っていないという点を筆頭に豊富でなおかつバランスも良いミネラルがたくさん含まれているからです。
また、産後のママにとっても良い飲み物というだけでなく、生まれて間もない新生児の赤ちゃんにも良い効果をいろいろと発揮してくれるのもうれしいところです。
今回は、そんなママと赤ちゃんの両方にとってうれしいルイボスティーの効果や効能だけでなく、実際に飲む時の良い飲み方や正しい煎れ方なども併せて詳しく見て行きたいと思います。
そもそもルイボスティーってどんなお茶?
ルイボスティーは南アフリカ共和国のケープタウン郊外の北に広がるセダルバーグ山脈の一帯でだけ天然で自生している植物で厳密にはマメ科の植物とされています。
人の手による人工栽培は失敗に終わっていて、世界中のルイボスティーはこのセダルバーグ産だけが流通しています。
天然で自生しているだけあって農薬の心配もなく、都市近郊にありがちな放射能汚染などが心配ないオーガニックな茶葉が採取できるんですね。
このセダルバーグ山脈付近の土地柄は天気の変動や気温変動が激しく、昼間は30度を超えるのに、夜になると急に冷えて空気も乾燥して気温がマイナスの世界に近くなるまで冷えるということから10メートルも深く根を張った大地から豊富なミネラルを吸収して育つんだそうです。そのおかげもあって生育には時間がかかるそうですが、育った針葉樹のような葉からも豊富なミネラルが摂れます。
そのおかげで地元のケープタウンの方々は古くから『天然の薬草』としてルイボスの茶葉から煮出した液体を身体に塗ったり、お茶にして飲んだりして健康に活かしているんだそうです。
ルイボスティーはどんな効果があるの?
ルイボスティーには本当にいろいろな効果があるとされていますが、今回は産後ママや赤ちゃんにとってのメリットや効果について調べて分かりやすくまとめます。
産後ママにとってのルイボスティーの効果
産後のママにとってのルイボスティーの効果は、大きく分けて5つになるかと思います。
- 身体の回復を助けるミネラル補給
- 便秘解消に役立つ腸内環境の正常化
- 産後うつや育児ノイローゼの予防
- 抗酸化物質による血流改善アンチエイジング
- 産後ダイエットに役立つ栄養補給
産後ママにとってルイボスティーがこのような効果が期待できる理由は、成分分析でも証明されているバランスに優れたミネラルと栄養が含まれていることです。
カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれているのは産地の地面から豊富なミネラルを吸い取って強く育つ特性からきているものでルイボスティーの一番の特徴でもあります。
また、カフェインが含まれていない上に世界中で飲まれているお茶類(スゴイ種類の数になりますけど・・)には必ずと言って良いほど含まれているタンニン(お茶の“渋味”の元になる成分)がごくわずかにしか含まれていないので、産後のママにとっても必要な葉酸を壊してしまう心配もとても少なくて済むというメリットもあります。
カロリーはほぼゼロでカフェインレス。しかも身体に良いミネラルはたっぷり摂れる。それがルイボスティーの効果の裏付けで、産後ママにルイボスティーがおすすめな理由なんですね。
赤ちゃんにとってのルイボスティーの効果
生まれて間もない赤ちゃんにとっても、もうすぐ初めてのお誕生日を迎えるような新生児卒業の赤ちゃんにもルイボスティーの効果は良いものがあります。
大まかですけど簡単にまとめると・・
- 夜の寝つきが良くなった
- 便秘がちだったのが良くなった
- 肌荒れが治ってくれた
- 黄昏泣きや夜泣きがなくなった
- 元気で良く笑っている
ルイボスティーは生まれて間もない新生児の赤ちゃんでも安心して飲めるお茶で、実際に赤ちゃんに飲ませているというママの意見の中で多かったのが『夜の寝つきが良くてスヤスヤ寝てくれるようになった』というものです。
先ほど『ママにとってのルイボスティーの効果』の中で産後うつや育児ノイローゼの予防という効果を書きましたが、これはカルシウムとマグネシウムがバランス良く摂れるため、骨や歯の成長に役立つだけではなく、精神安定剤のような働きもいていると言えるからです。
寝つきが良いということは疲れや不快な症状が少なくなるということで不安になることも少なく、なぜか夕方になると必ず始まる『黄昏泣き』や『夜になると寝ずにはしゃいでいるかと思ったら突然泣きだして止まらない』と言ったことも少なくなるんですね。
また、便秘がちだったのが良くなったという意見も多くて、母乳やミルクから離乳食へ、そして普通の食事への移行期にまだ歯が充分にしっかりしていなくて、なおかつ大人のように腸も強くない赤ちゃんは消化不良を起こして便秘や下痢を起こしやすいんです。そういった『赤ちゃん特有の仕方のない現象』の改善を助けてくれるというのはママにとっては心配事も減ってスヤスヤ寝てくれて、おまけに元気で良く笑ってくれる赤ちゃんはますます可愛らしく思えてしまいますね♪
すべてルイボスティーの効果というわけではなく、個人差もあると思いますが、実際に赤ちゃんにルイボスティーを飲ませているママの間でこういった意見や感想が多いのも事実ですから、試してみるのは良い選択肢かも知れませんね♪
ルイボスティーの飲み方
ひとことで『飲み方』と言ってもいろいろとあります。例えば飲む量や毎日飲むのか、飲む時間はいつ飲むのが良いのかというタイミング要素。また、アイスにして飲むのが良いのか、ホットにして飲むのが良いのか、ルイボスティーのミネラルがしっかりお茶の中に出てくれる『正しいルイボスティーの煎れ方(いれかた)』などいろいろな意味が含まれてきます。
そこでこの段落では5つの要素に分けてご紹介します。
- 飲む量は1日でどのくらい?
- 毎日飲むのが良い?
- タイミングはいつ?
- アイスとホットどちらが良い?
- 正しい煎れ方は?
一日で飲む量はどのくらいが良い?
ルイボスティーを一日にどのくらいの量を飲むのが良いのかというと『特に決まりはありません』というのが正解です。ですが、含まれる成分の中に微量ながらタンニンがあるため、産後のママには『一日で1~1.5リットルまで』という決めを持っておくと良いのではないかと思います。理由はタンニンには摂取した葉酸を壊してしまう働きがあるからです。極々微量なので気にしなくても良いという意見もありますが、栄養バランスの乱れを招いてしまうかも知れないという無用なリスクは避けた方が良いと言えると思います。
毎日飲んだほうが良い?
こちらももちろん決まりはありませんが、赤ちゃんを母乳で育てているママは、母乳に含まれるラウリン酸の働きを助けてくれるミネラルも摂れるので、おでかけの時にどうしても水筒で持ち歩くというわけには・・という時以外は出来るだけ飲むようにした方が良いでしょう。
飲むタイミングは?
これも決まりはないと言えばそれまですが、せっかくルイボスティーを飲むのですから豊富なミネラルや栄養の恩恵を最大限に活かせた方が良いですよね。もしそう思うなら、朝起きぬけに飲むのと夜眠る前にカップ1杯ずつ飲む習慣をつけると良いでしょう。これは体内酵素の働く時間帯を示した『ナチュラルハイジーン』という酵素化学の研究から分かったことで、朝の目覚めと夜眠る前というのが身体がもっとも栄養やミネラルを欲しているタイミングなんだそうです。だから吸収効率が良いとも言えるんですね。
アイスとホットどちらが良い?
これも季節や気分によってお好みでアイスでもホットでも良いですよ♪
ただし、夜寝る前にアイスルイボスティーを飲むとお腹も冷えますし、おトイレに行きたくなってしまうかも知れないので、夜眠る前はホット。朝起きぬけに飲む時はアイスで気分をシャキッとさせるなんて言うのが良いかと思います。
正しい煎れ方は?
ルイボスティーの煎れ方は、普通のお茶とはちょっと違います。沸かした熱湯の中で少し(だいたい20~30秒くらい)煮出すようにして煎れるのがルイボスティーの正しい煎れ方です。こうすることでルイボスの茶葉に含まれるミネラルや栄養素がちゃんと煮汁の中に溶けだしてくれます。ホットで飲む場合は粗熱をとってそのまま。アイスにする時は粗熱をとってから冷蔵庫にしまっておいて冷やして飲むというだけなので難しくはありませんよ♪