アーモンドをはじめナッツ類はダイエットにも美容にも適したおやつだと言われていますよね。 さらに授乳中のママには、母乳育児のためにもアーモンドがおすすめの立派な理由があるんです!
母乳は生まれたばかりの赤ちゃんにはとても重要なものであると同時に、ママには母乳が出ない、出過ぎるといった悩みにもなりやすいもの。
そんな母乳の悩みにもアーモンドがいいと言われている理由も合わせてみていきたいと思います。
授乳中におやつっていいの?
女性にとってどうしても間食やおやつっていうのはダイエットという目線で見てしまい、罪悪感があったり、好きだけど抑えなきゃという気持ちになる方も多いと思います。
しかし、授乳中という時期においては母乳のために通常よりも350~500キロカロリーを多く摂取する必要があるんです。
これはある程度のカロリーがなければ母乳の量が減ったりするため、1日の摂取カロリーを増やす必要があるのですが、食事の際に増やすよりは、時間を空けて増やすと楽になります。
ただし、間食、おやつはなんでもいいというわけではありません。
ママが食べた食材は消化され血液から栄養が母乳へと届けられます。
そのためおやつと言っても栄養価を考えたいんです。
チョコレートやコーヒーなどはカフェインが含まれているので、授乳中は避けるべきで、塩分や糖分、カロリーなども考慮すべきになります。
ちなみに母乳のためには控えたほうがいい食材というものも存在します。
カレーライス、玄米、お赤飯、お餅などはカロリーが高すぎたり、
消化吸収が悪かったり、農薬の問題などがあるためなるべく控えたほうがいいと言われています。
カロリーが高すぎることで母乳が出すぎたりすると、
ママの体内の水分が不足する場合があるため授乳中は水分補給をしっかりと行うことが大事になります。
授乳中のおやつの適量やタイミングは?
基本的には授乳中に摂取すべきカロリーの多さは食事から摂ったほうがいいのですが、不足分をおやつから補っていくことが重要になります。
反対におやつを多く食べた日には食事量を減らすなどといったバランスの調整がいるのですが、重要なのは適量を意識することです。
またおやつは子供のころは10時、15時がおやつの時間という認識だと思いますが、夜のおやつや間食はタイミングとしても避けたほうがいいでしょう。
人間の生活において夜は体のケアや成長ホルモンの働きなどで多くのカロリーは必要としません。夜に多くのカロリーを摂取しても消費できなかったり、内臓が活発に動いてしまうために寝ていても睡眠の質が低下したり、寝付きにくくなるため疲れのたまりやすい産後のママの身体のためにも、母乳のためにも避けたほうがいいと思います。
アーモンドが授乳中におすすめの理由
妊娠していると口に入れる食べ物や飲み物に細心の注意を払わなくてはならなくなります。 食品類をみてみると、偏った食事内容や油っぽいものばかり食べていると出産が終わってから母乳が出なくなるとか、乳腺炎になってしまうというような噂までありますよね。ちなみにこの噂は科学的な根拠はないようですが、それでも栄養バランスは気を付けていただきたいものです。 アーモンドにはオリーブオイルと同じ成分が含まれているため、アーモンドの油分を気にする方でも妊娠中に摂取しても大丈夫な植物性の良質な油と言えます。
妊娠中にアーモンドを食べる場合はどんな食べ方がいいの?
一言でアーモンドと言っても、アーモンドが含まれたものまで含めるととてもたくさんのメーカーからたくさんの種類のアーモンド製品が発売されています。 それらの中でも妊娠中の妊婦さんにおすすめしたいアーモンド製品は、ずばり素焼きのアーモンドです。これは塩分の含まれないものをチョイスしてください。
アーモンドを食べる際の注意点
ここまでで授乳中のママにはアーモンドっていいんだと若田と思いますが、実はこれだけいいと言われているアーモンドにも食べる際に注意しなければならないことがあるんです。
- 食物アレルギー
- 塩分の過剰摂取
この2つです。
食物アレルギー
アーモンドに限った話ではないのですが、食品に対してアレルギーを持っている場合、どうしても注意しなければなりません。 アーモンドはバラ科の食品で、アレルギー反応が出る方やアレルギー反応テストで注意しなければならない方は、避けたほうがいいかもしれません。
塩分の過剰摂取
アーモンドは単品で販売されたり、ミックスナッツ等、さらにアーモンドミルクやアーモンドチョコなど様々な種類が商品として存在します。
そんなアーモンドは塩分がたくさん入っている商品もあるんですね。
また、アーモンドは良質な油でもあると説明したのですが、やはり適量ということも大事です。
特に授乳中にカロリーの高いものは、母乳の濃度も高まり、詰まりやすくなってしまうし、乳幼児においても塩分は注意しなくてはならないものです。
夏シーズンは確かに熱中症対策に水分と塩分の補給も考えますが、乳幼児は体重がまだ少なく、一般的に体重1キログラムに当たり、塩分は0.5グラムで中毒症状になる可能性があると言われています。
大人ですら注意しなければならないものなので、子供や授乳中のママさんはなおさら注意しなくてならないんですね。
授乳中にカロリーは多く摂取しているのにお腹が減る場合
授乳中は通常時よりもカロリーが多く必要になるのですが、育児や家事によって体力の消費が激しく、お腹が減りやすいという方もおられると思います。
十分なカロリーは摂取していてもお腹が減る場合は、お腹にたまりやすくカロリーの低い食材やおやつを用意しておけば、そういった悩みも解決するでしょう。
ではどんな食材やおやつを用意すればいいのでしょうか。
- ナッツ類
- フルーツ
- 寒天やゼリー類
- サツマイモ
ナッツ類
アーモンドをはじめナッツ類はビタミンも食物繊維も豊富で腹持ちもいいので、無縁のもので適量を守ればやはりおやつには最適な食材と言えます。
ミックスナッツなどもいいのですが、塩分だけは注意してくださいね。
フルーツ
フルーツ類は普段から不足する栄養も多く含んでおり、スーパーなどでも手軽に季節の旬のものを手に入れられるために、妊娠中も授乳中もおすすめしたい食材の一種になります。果物類は素早くエネルギーになりやすいので、疲労や空腹などにはおすすめできます。
バナナ類やリンゴ、目が疲れてきたと感じるとブルーベリーなどのベリー類など種類も豊富で、悩みに対して有効な果物が多く、様々な種類のフルーツを食べるほうが体にも良さそうですよね。
ただし、果物は糖分があるため食べすぎには注意が必要になります。
寒天やゼリー類
寒天やゼリー類は授乳中のおやつとして隠れた優れものです。
昔は授乳中のおやつは和菓子がいいという風潮があったのですが、種類によっては糖分が多いものや手に入れるのも少しハードルが高いなど様々な声があります。
寒天は食物繊維が豊富でカロリーも低く、お腹持ちを考えてもとてもおすすめで、ゼリーなどはコンビニやスーパーなどで多くの種類が販売されているため手に入れやすく、糖分やカロリーも表示を見ながら選べるため、ハードルも低くおすすめです。
サツマイモ
授乳中は母乳のための栄養はもちろんなのですが、便秘の改善や体の回復などが必要でそういった栄養面とお腹を満たすことの両立を考えると、サツマイモという選択肢はとても優れていて、豊富なビタミンCで疲れや風邪などの病気の予防、食物繊維での腸内環境を整えることなどおやつにおすすめ。
蒸したり、焼き芋など摂取方法も様々なものがあるので、飽きることもなく食べることができます。