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産後の育児でお腹が異常なほど減るのはなぜ?

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産後の授乳中は特にですけど、異常なほどお腹が減って困っていませんか?

食べ過ぎると体型戻しができなくなるし・・あと少しで体重も元通りになるのに子育てが忙しくて食べ過ぎを取戻すほどの運動なんてできるほどの時間も作れない・・

そんな『産後に異常にお腹が減る悩み』を抱えている方に読んでいただきたい内容をまとめました。

お腹が異常なほどに減るのはなぜ?という疑問や食べ過ぎが太ること以外にも授乳中に与える悪影響なども一緒に見て行きたいと思います。

産後は異常なほどお腹が減る!なんで?

産後にお腹が異常なほど減るように感じるのは大きく分けて二つの理由があります。

  • 授乳中で赤ちゃんのための栄養を身体が求めるから
  • 産後の身体の回復に必要な栄養を身体が求めている

どちらも当たりまえと言えばそれまでという感じもしないではないですけど、もしかしたらあなたがお腹が減るのが早くて・・2時間前に食べたばかりなのに・・なんて思っているなら、こんな理由があるのではないかと考えられます。

また、産後の育児中・授乳中のママは妊娠中と違って太ることに対する抵抗感以外に健康上の理由が『自分のためだけ』と捉えてしまいがちなので、一度『食べ過ぎ習慣』が身についてしまうとなかなかそこから抜け出すのが大変ということにもなりかねません。

また、おっぱいの味や量にも食べ過ぎが良くない食べものの場合で悪影響が及んでしまうこともあるので、『食欲がなくなってしまう事に比べれば健康な証拠!』と割り切ってしまわずに『真剣に向き合って行くことが大切』です。

まずは、なぜ産後のお腹の減りが食べたいだけ食べちゃダメなのかという点を太りやすいからという理由だけではないというところから見て行きましょう。

産後は食べたいだけ食べちゃダメ?

産後の授乳中や育児中にお腹が減ったからと言って食べたいだけ食べるのは良くないというのは、太るからという以外にも大きな理由があります。

まず、ひとつ目の理由は『血糖値が早く乱高下することで母乳に良くない影響があるから』という点です。育児中に異常なほどお腹が減るのは母乳をしっかり作る体内環境を整えるために栄養を身体が求めるからということは先ほどもみましたが、お腹が減ると『早食いになりやすい』というのが問題なんです。

食べることで血糖値があがり、それが満足感になる副交感神経を活性化させることで空腹感が和らいでくるのですが、血糖値が急上昇すると『血液がドロドロになりやすい』ので、急激に高まった血糖値を反映した『黄色味がかって味もくどくておいしくない母乳』ができてしまう原因になります。

とりあえず食べないとおっぱいが出なくなってしまうんじゃ・・と心配になってしまう気持ちは分かりますが、そんな時でも『食べるのはゆっくりとたくさん噛んで』ということが血糖値を乱高下させないために大切なんです。

また、もうひとつ理由としては却って育児疲れが取れにくくなってしまうというものです。

人間は食べることで栄養補給しつつ、休息もとることで身体が疲労状態から立ち直る仕組みになっていますよね。

ですが、産後の育児中は赤ちゃんのお世話が本当に忙しくて特に授乳間隔が短い赤ちゃんの場合は寝る時間を確保するのさえ難しくなるほどです。

そんな時だからこそ『ゆっくり食べることで血糖値をゆっくり上昇させて満足感を出してリラックスする副交感神経を働かせること』が育児疲れの回復に直結するんですよ。

どちらも産後のお腹の異常なほどの減りには『ゆっくりたくさん噛んで食べる』ことが解消のカギになるんですけど、ちゃんと育児疲れを取って赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ心の余裕を持つことが『食べたいだけ食べてしまわないことで身体の回復も進みやすくなる』ということなんですね。

食べたいだけ食べるということは決して悪いことではありませんが、問題は食べ方が悪くなりやすいこととそのせいで本来の赤ちゃんのための母乳作りのための体内環境づくりと身体の回復の両方に悪影響が出てしまう上に『食べ過ぎで太りやすくなる』ということも加わってしまうのが『食べたいだけ食べるというのが一概に良いとは言えない』理由なんです。

食べ過ぎを気にせず食べれるおすすめ食材は?

産後でお腹が減った時にも食べ過ぎを気にせずしっかり食べれるおすすめの食材をご紹介します。

産後の育児中や授乳期間中のママにとって『大切な栄養が摂れる』ということに重きを置いた食材を選ぶことが大切です。

  • キノコ類
  • 豆類
  • 脂身が少ない部位のお肉
  • カルシウムが摂れる小魚
  • 満足感を演出してくれる寒天

これらの食材は産後に異常にお腹が減って困ると感じているママにとってお勧めの食材です。

キノコ類は食物繊維が豊富に摂れるのがいろいろな種類のキノコに共通する特徴で、産後の水分不足から起こりやすい便秘の改善におすすめです。

また、エリンギやシイタケなど噛めば噛むほどうま味も出てくる食材はたくさん噛んでゆっくり食べるという『意識したい食べ方も叶えやすい食材』と言えると思います。

豆類は赤ちゃんのための母乳を健康的でおいしいものにしてくれる手助けをしてくれる『お役立ち食材』と言えます。

特に大豆の低カロリー版の食材とも言える『枝豆』はタンパク質も豊富でしっかり噛んで食べることで『じんわり味わえる甘み』も出てきます。

ただし、ちょっとした注意点が二つほどあります。それは豆乳やお豆腐などのホルモンバランスに影響を与えやすい『イソフラボンの過剰摂取になりやすい』ということ。そしてもうひとつが『出産で体質が変化していると大豆アレルギーの可能性も完全にないとは言い切れない』という点です。

豆類は栄養満点でタンパク質がしっかり摂れることから『畑の牛肉』と言われるほどの食材なのはご存じの方も多いと思いますが、何ごとも『過ぎたるは及ばざるがごとし』ということを意識して食べたいですね。

脂身が少ないお肉は、例えば『鶏ささみ』や『ヒレ肉』のような他の部位に比べて低カロリー高タンパクな部位を選ぶことがポイントです。お肉は食べることで得られる満足感が大きいですし、やっぱり『たくさん噛んで食べることができる食材』ということもおすすめの理由です。

カルシウムが摂れる煮干しなどの小魚は頭から骨ごと食べることでまんべんなく栄養バランスも補える育児中のママに必要な食材です。特にカルシウムは妊娠中に意外と不足してることに気付かずに過ごしてしまいやすい栄養素です。産後の『骨粗しょう症の原因』にもなりますし、母乳から赤ちゃんにもたっぷりカルシウムがあげれる事で骨や歯を健康にしてくれるのでママと赤ちゃんの両方におすすめな食材と言えますね。

寒天は、ついつい食べ過ぎてしまう・・カロリーの摂りすぎが気になるというママにおすすめです。お腹の中で膨らむ性質を持っていて空腹感を和らげるのに適している他にも神経伝達物質の働きを助けてくれる『ビタミン様物質のコリン』が摂れるというのも産後うつや育児ノイローゼの予防にも役立つというのは意外と知られていません。