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シンプルな絵本「がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん」の魅力

季節も徐々に夏になってきました。夏と言えばどんなものをイメージしますか?
海、プール、アイスクリーム、キャンプなど夏らしい出来事や食べ物が思い浮かぶのではないでしょうか。

今回紹介する絵本は、そんな夏に関連したものを探してみました。夏に関連した絵本はたくさんあるのですが、その中でもなるべく対象年齢が若い、赤ちゃんにもおすすめできるものはどれかなと思い、選びました。

絵本のタイトルは「がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん」です。
擬音語ばかりでどんなものなのかわからないよという方と、逆に擬音語からある程度想像がつくよという方の2パターンがきっとあると思います。

 

 

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの表紙

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんってどんな絵本?

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの1ページ目



作:安西 水丸
出版社:福音館書店
発行日:2012年05月10日

「がたんごとんがたんごとん」が赤ちゃん用の絵本として大ヒットを博した安西 水丸(あんざいみずまる)さんの次の作品です。安西 水丸(あんざいみずまる)さんは、ニューヨークのデザインスタジオに勤めた後にフリーのイラストレイターとして活躍され、多くの絵本作品を作り出されています。

「がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん」に出てくるキャラクターたちは、アイスクリーム、麦わら帽子、スイカなど夏らしいものが多く、そのイラストも小さな子供でも認識しやすく色どりも鮮やかさで子供に人気なんです。

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの2ページ目



物語としてはとてもシンプルで、大人だと物足りなさがあるかもしれませんが、小さなこともにはその言葉の繰り返しがツボにはまるみたい。
小さなお兄さんが弟に読んであげたいという方にも人気なんですよ。


がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんを読み聞かせした方の口コミ

 

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの3ページ目

私は、現在2、3歳の息子と娘を育てています。
私がこの絵本をおすすめする理由は、内容が簡単、絵がシンプルでわかりやすいからです。
不器用な私でも描けそうなシンプルな絵で、可愛らしいです。
色合いも汽車は黒色、海は青色、帽子やトウモロコシは黄色、と原色が多いです。赤ちゃんは原色が好きですよね。だから目を引くのでしょう。

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの4ページ目



対象年齢は0歳からです。
内容は、汽車ががたんごとんと音を立てながら、海辺に向かいます。
途中で、のせてくださーいとスプーン、帽子やボール、スイカやとうもろこしなどが汽車に乗ってきます。ざぶんざぶんと波の音を聞きながら、汽車は進みます。
しゅうてんでーす みんなおりてくださいを合図に、乗客は下車します。
最後はがたんごとんがたんごとんさようならで終わるお話です。
麦わら帽子が出てくるので夏がテーマのお話なのかと思います。

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの5ページ目



現在2歳の息子が6か月頃から読み聞かせています。男の子はやはり電車が好きですよね。
息子は電車が大好きなので、ブーブーと言って興奮します。読み聞かせていると、じーっと絵本を見つめています。がたんごとんのところでは体を揺らし、リズムに乗っています。初めは、内容がわからなくても、がたんごとんのリズムがあるので、絵本に夢中になっていました。
1歳になると、自分からこの絵本を本棚から出してきて、私に渡してくるので、読んであげていました。

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの6ページ目



汽車の絵本だからといって男の子だけが興味を示すということではありません。
娘も、6ヶ月の頃からじーっと耳を傾けながら聞いてくれていました。
2歳くらいのことには、自分で読めるようになり、わたしに絵本を読んでくれていました。自分で本棚からこの絵本を出してきて、好きな時に読んでいました。何回も読み聞かせているので、内容を覚えたようです。読み聞かせているこちらとしては、飽きないのかなと思うくらい毎日読み聞かせました。繰り返しの言葉がほとんどのため特に覚えやすかったようです。自宅にある本の中でも一番早く覚えて読んでいました。

がたんごとんがたんごとんざぶんざぶんの7ページ目

あまりに単調すぎて、大人だったら物足りなく感じてしまうのかもしれません。購入するのがもったいなく感じるかもしれません。でも、このがたんごとんと同じリズムの繰り返しが、子どもには心地よいリズムなのだと思います。こんなに重宝するとは正直思っていませんでした。
現在3歳ですが、しっかりはっきり読むことができるようになり、内容も理解できているようです。2歳の息子に読み聞かせてくれています。
このように、長きに渡って、子どもから愛される絵本です。色合い、繰り返しの内容、シンプルな絵など子どもが好きな要素満載ですよ。是非お子さんに読み聞かせてあげてください。