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あぐらは産後の骨盤に悪いって聞いたけど・・・。あぐらが良い理由と良くない3つの座り方

産後の肥立ちの期間も含めて骨盤矯正が身体の回復はもちろん、産後ダイエットにも大切というのはご存じの方も多いと思います。

そこで、今回は骨盤矯正に役立つ『正しいあぐらの組み方』や『骨盤矯正に良くない座り方』をご紹介しつつ、骨盤ベルトに代わって人気が高まっている骨盤ショーツや産後ガードルなどのご紹介もして行きたいと思います。

あぐらの女性

 Yahoo知恵袋や発言小町、教えてgooなどの質問サイトで良く目にする疑問に

『産後のあぐらって骨盤にいいんですか?それとも悪いんですか?』

という質問があります。そこには、自分で産後のあぐらが良いのか悪いのかを調べた結果、両方をお勧めするような意見があり、結局のところどっちがいいのか悪いのかわからないといった内容でした。

しかしながら、骨格整形の観点から言うと『産後のあぐらは体に良いもの』という意見が非常に多いんです。

なぜ、こうも見解に違いが出るのかというと一般的なあぐらと産後のママの骨盤矯正に適していると言われている『正しい産後ママのためのあぐら』には違いがあるからなんです。

 そこで、このページでは産後の骨盤の状態に合わせた正しいあぐらの方法や座り方、注意点を詳しくまとめています。

また、ページの最後には『自宅で簡単に行なえる骨盤に良い習慣』のやり方もまとめています。産後のダイエットや美容に興味がある方は最後も併せて読んでみてくださいね。

産後の骨盤は妊娠前の”数倍ゆがみやすい”って知ってましたか?

このページでは産後のあぐらについてまとめているページですが、つまり産後と言うのは座り方とても重要になってくる時期だといえます。

その理由としては、この段落のタイトルにもなっているように、産後の骨盤は妊娠前の時の数倍も歪みやすい状態になっているからです。

私たち女性の骨盤と言うのは、特に妊娠後期から出産の準備をしていくためリラキシンというホルモンの分泌量が増えていき、出産の際に赤ちゃんがスムーズに外に出れるように、骨盤を左右につないでいる靭帯(じんたい)という軟骨の仲間の組織を柔らかく保つようになっています。

そして出産を経て、赤ちゃんが外に出た後の骨盤と言うのはグラグラな状態のままです。しかも子宮は赤ちゃんが出た後では少しずつ元の大きさに戻ろうとしていて、赤ちゃんが入っていないため張りもなく、骨盤は子宮によって支えられている力も失っています。そのため分娩台から降りる前に、骨盤ベルトを巻いてくれるような病院もあります。

それぐらいゆるゆるになっている骨盤ですから、過去最高に歪みやすい状態だと言える反面、骨が動きやすい状態でもあるので骨盤矯正にもってこいの時期とも言えます。

だからこそ、この時期に正しい座り方をして骨盤を整えていくことが大事になってくるんです。この時期に骨盤をきちんと整えないと後々下半身ぶとりの原因になったり悩む原因にもなってしまいます。

また、骨盤ベルトをしてさえいれば骨盤矯正ができてヒップが大きくなったり、下半身太りにならないと考えている方も多いかも知れませんが、その考え方は『間違い』です。

産後の骨盤引き締めは骨盤ベルトを装着していれば良いというほど単純なものではありません。『産後にお尻が大きくなるのは“むくみ”も関係している』ということを忘れてはいけません。また骨盤ベルト自体は決して無駄なものではありませんが、正しい高さに装着していなければ効果が半減以下になってしまいますし、却って腰痛を悪化させたり、時期が産褥期の場合は悪露の量が増えたり、不正出血につながる場合もあるんです。

そのため、最近では骨盤ベルトと着圧ソックスの働きでむくみの改善も並行しつつ、なおかつ履くだけで位置ズレの心配もなくなる『産後ガードル』や『骨盤ショーツ』と呼ばれるアイテムに人気が集まっているんですよ。

 

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なぜあぐらがダメといわれていたのか?

人によって産後にあぐらをかくのは良くないと言うのは、おそらく通常の方の整体的な考えからきていると思われます。

いろいろな座り方がある中で、あぐらと言うのは足の向きが外側に向くものです、そのため、足が外側に向いているから骨盤も外側にどんどん開いていってしまう。確かに座ったときのイメージで言うとその通りだと思うのも仕方がない部分もありますが、産後にあぐらが骨盤に良いとされる理由もきちんとあるのでそちらも併せて見てみましょう!

産後にあぐらが良い理由

産後にあぐらが良くないと考えている方は『ぺちゃんこ座り』をお勧めしている方が多いのですが、ぺちゃんこ座りと言うのは足自体は内側を向くものですが、骨盤は外側に向いていきます。

まさにこれこそ骨盤に悪い座り方の典型的な例なんです。

それに対して、あぐらは脚を開いた状態でつま先は内側に向きますよね。これは、骨盤を身体の中心軸に向けて引き締める方向に力が加わることになるんです。

妊娠後期からお産にかけては産道の確保のために骨盤は左右に開きます。これをもとの状態に引き締めるには身体の中心軸方向に骨盤を押す力が必要になります。骨盤ベルトの構造と力が加わる方向を見ると分かりやすいですよね。

これが産後にあぐらが良いと言われている理由です。

ただし『正しいあぐらで座る』ことが大切

そんなあぐらも1つだけ注意しておきたいことがあります。

それは、あぐらをかいて座ることで膝が股関節よりも高い位置になってしまうため骨盤が後ろに倒れて行ってしまいます。

また、普通のあぐらは左右のつま先を組んで『あまり脚が開かないような形』になりますよね。それではあぐらの座り方も良くないことになってしまいます。

なので、産後ママのための正しいあぐら座りの形は『左右の足裏(つま先)を身体の前でくっつける形にする』というものです。

それに加えて膝(ひざ)をできるだけ床方向に押すような力を加えてあげると良いでしょう。

産後の骨盤に良くない3つの座り方とその理由

ダメ

 

ここまでで産後にあぐらが体に良いことがわかりました。

では産後の骨盤にあまり良くないとされている座り方とその理由を3つ紹介するので、そちらも見ていきましょう。

お姉さん座り

知っている方も多いかと思いますが、この座り方は骨盤にとってあまり良い座り方ではありません。

しかし正座しんどいので、ついついこの座り方をしてしまう方は多いんです。

正座は辛いし、人前であぐらをかくのはなかなか勇気がいるため、妥協してそういった座り方になる方が多いのですが、あまり良い座り方ではないので日常的にはあまりしないように心がけて下さい。

この座り方が良くない理由は、体全体が歪んでいく座り方だからです。

この座り方をすると股関節が変にねじれてしまい、それが影響して、だんだんと上に向かって様々な骨が歪んでいくそうです。

最終的には首や顔も歪んで行き、腰痛や膝の痛み等のなかなか疲れが取れないような不快な症状につながっていくため、日常的にこの座り方を繰り返すのはやめましょう。

そもそも幼稚園などで教えること自体をやめた方が良いとも言われています。

ぺちゃんこ座り

この座り方はO脚の人が多いと言われており、お尻が大きくなりやすいといったデメリットがあります。

お尻を大きくしたい方にとっては効果的な座り方かもしれませんがそうでない方には、これが良くない理由をしっかりと理解することでお尻のシェイプアップにつながっていきます♪

この座り方をすることで1番最初に影響が出るのは股関節です。

まず股関節が内側にねじれてしまい、内側にねじれる力と言うのは外側に出来とるが向いてしまいます。

そのため股関節がある骨盤がどんどん外側に引っ張られていき、骨盤が内側に向いているのと外側に向いているのでは外側に向いている方がお尻が大きく見やすくなりますので、この座り方をするとお尻が大きくなりやすいです。

 

それが連鎖して下半身ぶとりの原因となります。

ちなみに骨盤が外側に広がることで内臓が下に下がっていくスペースができます。

そうすると内臓が下に下がりやすくなり下っ腹がほっこり出たり、尿漏れのリスクがどんどん上がっていきます。

椅子に浅く座る

たまに椅子に浅く座って背筋を伸ばすという座り方が良いと言われる方がいるのですが、骨盤的にいうと、これはあまり良い方法ではありません。

この座り方が良くない理由として、猫背になりやすいからと答える方が多いのですが、それは正解です。

猫背になるとには立っている時の何倍も負担がかかると言われており、猫背になって前に突き出された頭は首や肩の筋肉のコリの原因となり、同じく猫背の体勢になることで骨盤が後に傾きます。

 

そうすると外側に広がる力がかかっていくため骨盤が開ききってしまいます。

そうなると内装面にも悪影響が出てきます。

難しい話になるので中身は飛ばしますが、そのように悪影響を受けた内臓はもちろん機能が低下していきます。

 

それは生理痛や不妊にも影響があると言われているため、猫背は本当に体にとって良くないんです。

 

産後の座り方まとめ

あぐらの子供たち

あぐらは普通のやり方でも産後の骨盤にとって限りなく影響がない座り方なので、とても良い座り方です。

正しいあぐらのかき方はさらに骨盤を引き締める方向の力も加えることができるのでさらに良い座り方と言えます。

逆に骨盤に良いと勘違いをされていたような3つのの座り方は、上記の理由から体に良い影響を与えることがあまりないためできるだけ意識して避けておきたいところです。

座り方をいちいち気にするのって以外と大変ですよね。

ただ、今後の健康やスタイルのためにも、普段することだからこそ悪影響の少ない座り方を意識していきたいところです。

 

なお、もしあなたが産後の骨盤のことを気にしているならば、自宅で簡単に行なえる骨盤に良い習慣があるので、そちらも隙間時間に取り入れてみてはいかがでしょうか?

その際に参考になる記事がこちらです。

 

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