出産してからやたらとおならの回数が増えた気がする…。しかも匂いがやたらと臭い…。このような産後の「おなら」で悩んでいませんか?
実はこのような悩みを抱えるママさんは非常に多いんです。これには産後特有の便秘や腸内環境の悪化が関係しています。
このページでは産後におならの頻度が増えてしまった理由や、匂いが悪化してしまう原因について見ていき、根本的な改善方法を後半部分で特集していきたいと思います。
適切な対処をすることで症状は改善されていきますので、まずは一緒に正しい知識を深めていきましょう♪
産後におならの回数が増えてしまう原因
産後におならの回数が増えてしまう原因について見て行きたいと思います。
本来おならは、その70%が口から飲み込んだ空気というのはご存じですか。これは産後も変わることはなく、ストレスや疲れから「ため息」をついてしまうこともある育児中のママの場合はむしろ「ただの空気である割合」が高くなることが考えられます。
おならの頻度が増えてしまうと、人前に出るときに我慢する頻度も増えるということで、それもおならに関するニオイが気になる原因のひとつとも言えます。
お腹の中に溜まっている炭酸ガスや空気がおならの正体なのですが、腸内にとどまっている時間が長ければ長いほど、そして腸内環境が悪化していれば、その分ニオイも気になるということになります。
早食いや骨盤のゆがみも良くない
ストレスのその他にも、育児や家事で時間がなく自分でご飯を食べる時は早食いで済ませてしまっている。こうなってしまうと、食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまう確率が増え、おならの回数が増える原因になります。
さらに、骨盤が歪んでいたり自律神経が乱れていたり、産後の体型戻しのためにきつい下着や骨盤ベルトなどを使っていると、腸内環境の働きが悪くなってしまい、お腹の中におならがたまりやすくなるのだそうです。
主にストレスによって空気を飲み込んでしまうことが原因として考えられますが、その他にも日常のシーンの中でおならの回数が増えてしまう原因がちらほら転がっているようです。
おならの匂いが悪化してしまう原因
おならの回数が増えてしまう原因は先ほどお伝えした通りですが、今度はおならが臭くなってしまう理由です。これには腸内環境の悪化が関係しています。もしもおならのニオイがきつくなったと感じているなら、腸内環境が悪化していると判断して間違いありません。
腸内環境が悪化すると悪玉菌が増えてしまっており、食べ物が未消化や未分解のまま腐敗しやすくなってしまいます。そういった腸内の老廃物がおならのニオイが気になる炭酸ガスの原因になるんですよ。
腸内環境改善のためのポイントは3つ
腸内環境改善のための食生活の改善のポイントは、次のようなポイントに分けることができます。
- 水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよくとる
- 水分補給をできるだけこまめに多めに
- 善玉菌を意識した食生活を送る
大まかに見るだけでもこの3つのポイントが大切になってきます。
食物繊維をとるのは、便秘を改善するために大切である事は常識ですよね。
多くの方が食物繊維の摂取を意識したサラダを食べるなどの食生活を意識されていると思います。ですが食物繊維にはポイントのところでご覧いただいたような水溶性と不溶性の2つがあります。この2つの食物繊維をバランスよく普段の食生活でとることが大切になってくるんです。基本的には根菜類のゴボウや大根などに含まれている繊維質が不溶性食物繊維。
そしてワカメなどの海藻類に含まれているのが水溶性食物繊維というイメージで考えていただけるとわかりやすいかと思います。
ちなみにサラダなどによく使われる葉物野菜は水溶性食物繊維のものが多くなっています。
そのため、普段食べているもののバランスを考えていただくと、自分が今どちらの食物繊維が足りていないのかといったことが見えてくるのではないかと思います。
そして、水分補給はできるだけこまめそして多めに取るように意識しましょう。
というのも産後の授乳中は、特に母乳作りのために体の水分が不足しやすいということと、産褥期の場合は特にお産によって一気にお腹の赤ちゃんがいた羊水や血液量がお産や後陣痛などの出血によって減っている事により、体内が「急激な水分量の低下」を錯覚してしまうケースが多くあるんです。
こういったことも腸内環境の悪化の原因の1つとして考えることが大切で、便を硬くしてしまうとその分だけお産による会陰切開や裂傷の痛みによって、無意識のうちに便意を我慢してしまったり、便秘を悪化させる原因になってしまいます。この便秘の悪化がおならが臭くなってしまう原因でもあります。
次に善玉菌を意識した食生活なのですが、こちらについては次の段落でもう少し詳しく見てみたいと思います。
善玉菌を意識した食生活を!
そしてもう一つは、善玉菌が含まれる食材をたくさん食べることです。
善玉菌と言うのは、ビフィズス菌や乳酸菌などを思い浮かべる方が多いと思います。
他にもありますが有名どころと言えばこの2つです。
では善玉菌はどんな食べ物に多く含まれているのかと言うと、ヨーグルト、漬物、キムチ、納豆、チーズ、味噌などです。
・・・これは余談になりますが、よく韓国人の女性はお肌が美しくて綺麗だと言いますね。これはキムチを日常的にたくさん食べる習慣があり、腸内環境が整っている方が多いことに関係しているといわれています。つまり、それだけ善玉菌が含まれた食物を継続的に摂取することが腸内環境にとって重要だということです。
ヨーグルトと蜂蜜のコンビはおすすめですよ♪
日本では最近ヨーグルトを摂取することで腸内環境整える方が増えていますが、これに蜂蜜をかけるとより効果的だと言われています。
蜂蜜には沢山のオリゴ糖が含まれており、オリゴ糖は善玉菌の餌になるため、善玉菌の働きをサポートしてくれるのです。また、蜂蜜はヨーグルト独特の酸味をごまかしてくれると言うテイスト的メリットもあります。なので、まさに相性バッチリのコンビなのです。
骨盤の歪みを整えて“オナラ漏れ”を予防
おならが出そうになった時、今出たらまずい。と言う時はお尻の周辺に力を入れてコントロールしますよね。ですが、産後の骨盤をそのままにしていたり、骨盤周辺の骨盤底筋と言う筋肉が緩んでいたりすると、何の前触れもなくお腹が出てしまったり、おならをコントロールできなくなってしまう。ということもあります。
おならの匂いを改善することも重要ですが、何の前触れもなくおならが出てしまうのはかなり困りますよね。。
以前のようにおならをコントロールできるようにするためには、産後の骨盤を戻しやすい時期にしっかりと骨盤の歪みや緩みを整えてあげることが重要なのです。
なお、骨盤の歪みを整える方法や、骨盤底筋の緩みを解消するためのポイントがこちらのページで特集されていますので、不意に出てしまうおならに悩んでおられる方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
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