初産のママさんの場合は特に、新生児から生後3ヶ月までの間あたりは、赤ちゃんへの授乳について気になることだらけではないでしょうか?
私自身も当時は、一般的に授乳間隔はどのくらい?時間は?量は?と気になることだらけでした。そこでここでは、生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の生まれたばかりの赤ちゃんの授乳事情について特集していきます。
また、混合育児のパターンも一緒に見ていきたいと思います。
新生児(1ヶ月)の赤ちゃんの授乳事情
一般的に生後1ヶ月の赤ちゃんは新生児と呼ばれますね。新生児の赤ちゃんは授乳間隔も短いの授乳時間は非常に短く、こまめな授乳が特徴です。また、この頃の赤ちゃんはおっぱいを吸う力が非常に弱く、体力もまだあまりないので、ちょっと母乳を飲むと疲れて眠ってしまうことがあります。こういったところも愛らしいですよね。
なお、このときの赤ちゃんは、母乳を必要としていないから授乳間隔や時間が短かったりするわけではありません。ですので、できるだけ頻繁に授乳をしてあげることを意識します。
母乳育児をされている方の場合は、イメージとしては2時間から3時間おきに左右それぞれ10分前後飲ませてあげます。そして頻度についてですが、この時期は何回飲ませても特に問題は無いそうです。実際に1日あたり12回程度授乳するママさんもいらっしゃいます。
私は毎日ではありませんでしたが、その数を超える時もありましたよ。この時は赤ちゃんが母乳を求めるのならば欲しがるだけたくさん飲ませてあげて大丈夫です♪
母乳が足りているか確認する方法
最初のうちは特に、与えている母乳が不足していないかどうかとても気になりますよね。それを確認する際の目安として、1日8回以上母乳を飲んでいること、1日8回程度の薄いおしっこが出る、1日3回から8回程度うんちが出る、20グラムから30グラム程度の割合で体重が日々増えている、機嫌が良いかどうか。といったような様々な基準があります。
これが全てではありませんが、母乳が足りているかどうか気になったときはぜひ参考にしてみてくださいね。
混合育児の場合
中には完全母乳ではなく、完全ミルク育児もしくは混合育児をされている方もいらっしゃいますね。なお、母乳の分泌具合から、ミルクを足したほうがよいかどうか迷ってしまうこともあるかと思いますが、それについては現状把握した上での判断になりますので、お医者さんに確認してみると良いと思います。
完全ミルク育児の場合は、パッケージに用量が記載されていますので、基本的にはそれを守る流れで大丈夫です。また、混合育児の方の場合は、母乳ではなくミルクをあげる時は、3時間は間隔を開けるのが好ましいと言われています。
なぜなら、ミルクは母乳よりもカロリーが高いため、あげすぎはあまり良くないからです。
生後2ヶ月の赤ちゃんの授乳事情
このくらいになると赤ちゃんも3時間位はまとめて睡眠をとってくれるようになります。そのため次第に夜間の授乳間隔が開き始めます。それでも赤ちゃんの母乳を吸う力はまだあまり強くないため、まとめて必要な分を飲む事はまだできません。
なお、昼間の授乳間隔は1時間から3時間おきが普通で、トータルの回数は8回から10回程度だと言われています。またこの時も赤ちゃんが求めるだけ母乳を与えてください。無理に減らす必要はありません。
完全母乳育児に移行したい場合
ミルクから完全母乳育児に変えたい。その場合は、いきなり魅力を止めるのではなく、だんだんとナチュラルに減らしていきます。
また、どれくらい母乳が出るかによっても変わってきますが、赤ちゃんの体重増加や排便、排尿などの様子を伺いながら、だんだんとミルクの回数を1回から2回程度に減らしていき、そこまで来たら完全母乳に切り替えます。
授乳の時の豆知識
母乳育児をする際は、両方のおっぱいをバランスよく飲んでもらうのが大切です。
ちなみに、赤ちゃんは飲み始めは喉も乾いていたり力も余っているため、とても勢いが強いです。なので普段飲みにくそうにしている方のおっぱいを先に与えてあげたり、詰まり気味だったりする方を先に飲ませてあげます。
赤ちゃんの好きな方をたくさん飲ませてあげたい気持ちもわかりますが、母乳トラブルはママが辛いだけでなく赤ちゃんも困ってしまいます。なので、うまく赤ちゃんにバランスよく飲んでもらえるように工夫していきましょう♪
生後3ヶ月の赤ちゃんの授乳事情
生後3ヶ月になると、赤ちゃんの中で満腹中枢ができてきます。なのでママから見ても、お腹いっぱいで満足してくれたな。と次第にわかるようになってくると思います。
また、授乳の頻度は大体6回から8回程度が一般的です。時間については、1回あたりが左右10分ずつぐらいが目安です。
あと、この時期の赤ちゃんはその子によって個性が分かれてくるので、一度でたくさん母乳を飲む子もいれば、少しずつ頻繁に欲しがる赤ちゃんもいます。これはあくまで個人差であり、発達の遅れ等ではありませんので、個性としてみてくださいね。
体重を気にしてあげることも大切
どのように気にするかについては、今まで順調に増えてきた体重が急に増えなくなってしまった場合です。
もしも赤ちゃんが空腹だったとしても、ぐずらないとママもなかなか気づきにくいですよね。ですが体重が増えていないと言う事は、明らかに母乳が足りていない状態になります。
生後3ヶ月の場合、お昼の授乳が4時間から5時間おき、夜の授乳が1回もなければ1日の授乳回数はトータルで5回前後になりますね。これではちょっと少ないです。なのでなかなか欲しがってくれないような時は、母乳を欲しがるタイミングでちょっと余分に飲ませてあげるイメージで母乳を与えます。
仮に赤ちゃんがそれほど母乳を欲していないような様子でも、母乳を与えれば飲んでくれます。このようにして母乳を与える量を調節してあげてください。
回数よりも、赤ちゃんの体重増加の具合で調整してあげるのがベストです。
授乳のまとめと「育脳」について
このページでは新生児から3ヶ月の赤ちゃんが一般的にどのような授乳事情なのか。と言う点でお話ししましたが、ここでまとめたことが全てではありません。
多少実際とここで書かれていたことが違っていても、心配する必要はありません。ちょっと違っていたとしても、それは赤ちゃんの個性だと受け止め、極端に心配し過ぎたりこだわりすぎたりしないことも大切です。気にしすぎるとストレスになってしまいますし、それは実際に母乳への悪影響として現れてしまいます。
大事なのは、赤ちゃんが元気そうにしているか、体重は順調に増えているかです。そういった本質的な部分をしっかりと見てあげて、臨機応変に対応してあげて下さいね。
あと、授乳の話とは全く関係ないのですが、この時期のママさんが知っておきたいことがあります。それは「赤ちゃんの育脳」についてです。愛するわが子が元気に育ってくれればそれだけで十分。という気持ちもあるかと思います。
ただ、学生時代にクラスに1人は“やたら運動や勉強ができていつもALL5をもらっている子”っていませんでしたか?そういった天才肌の子は、幼少期にナチュラルに育脳を受けていた可能性が高いと言われているんです。実はそれは赤ちゃんのときにどんな遊びをしていたかが大きく関係しているのです。
せっかく家で何か遊ばせるなら「育脳」につながる遊びをさせてみませんか?